
「防犯ブザーは子供が持つもの」——そんな先入観を、この道具は心地よく裏切ってくれました。 今回検証するのは、キングジムの防犯ブザー付きポータブルライト『ポタラ』。ライトとブザーが一体化したこの小さな相棒は、「夜間のウォーキング」や「慣れない旅先」での不安を、スマートに解消してくれます。数値の検証とともに、その真価を解き明かします。

| 項目 | 検証データ / 詳細 |
| サイズ【実測】 | 幅(W)/40mm 高さ(H)/75mm 奥行(D)/19mm ストラップ 約86cm(首にかけて約40cm 長さ調整可) |
| 重量【実測】 | 約43g(電池・ストラップ込) ※卵1個分より軽い |
| ブザー音量 | 約88dB ※地下鉄の騒音に匹敵する、心強い大音量 |
| ライト機能 | 連続点灯 約15時間 / 夜道だけでなく停電時も十分 明るさ約17ルクス(lx) / 夜間の移動や非常灯向き (※読書や細かい作業には明るさが不足していて不向き) |
| 操作性 | 「引く」だけでブザー発動 「もとに戻す」とブザーがOFFに ※焦っていても迷わずブザーを鳴らすことができる |
| 電源 | コイン形リチウム電池 / CR2032×2個 |
| 電池寿命 | LEDライト / 点灯時 約15時間 点滅時 約90時間 防犯ブザー / 連続吹鳴時間30分以上 ※共に温度・湿度などの使用環境に影響を受けます。 |
| 防塵防水性能 | IP64 ※IP64 の意味(普段使い+屋外OK) 6(防塵) ・完全な防塵 ・粉塵が内部に一切侵入しない ・防塵性能としては最高等級 4(防水) ・あらゆる方向からの水しぶきに耐えられる ・雨・飛沫・軽い水はOK ・ 水に沈める、強い水流・高圧洗浄はNG |
| 価格 | 2,750円 (税込) (2026年1月購入時) |
| 製造 | 中国 (MADE IN CHINA) |
検証:この道具の「検証ポイント」3選
① 握力に配慮した「アナログ操作」
複雑なボタン操作は、パニック時には機能しません。ポタラは「ストラップを引く」だけで大音量が鳴り、「戻す」と止まります。この「直感的でやり直しが効く」設計が、バリアフリー視点でも優れている点だと感じました。

メグルグッと下に引っ張るだけで、ブザー(かなり大きい音!)が鳴ります。
② 「護身」を意識させない機能美
いかにもな防犯グッズではなく、上品なライトに見えるデザイン。 リュックの肩ベルトにつけても違和感がなく、ウォーキング中の揺れで誤作動しないかを確認。ライトは裏側にスイッチがあり、間違って押すことはなさそう。「引く」だけブザーは紐が何かに引っかからないかぎりは、ストラップをしっかり引かないと鳴らない構造になっているので、こちらも誤作動はしにくいように作られています。





裏面にあるLEDライトスイッチは1回押すごとに【点灯→点滅→消灯】を繰り返します。
③ 災害時「笛・声」の代わりになるという発見
もし瓦礫の下に閉じ込められたら、声を出し続けるのは困難です。 ポタラはコイン形リチウム電池(2個)で長時間鳴り続けます(連続吹鳴時間30分以上)。「防犯」だけでなく、「救助を呼ぶための防災ツール」として自分の「声」を託せる、この「ポラタ」に有用性を感じました。


「めぐる。備え。」の視点
機能的にはLEDライトと防犯ブザーですが、首からかけられるこのコンパクトな相棒は、普段使いをしながら、「もしもの時」にも助けてくれます。私はこれを、普段使いのバッグの持ち手に付けています。夜のコンビニ帰りや、暗い駅の階段。少し心細い時、このライトを灯すだけで不思議と背筋が伸びます。『自分を守る力』を持ち歩くことは、日常の安心感に直結します。



少し残念なポイント:裏側についているライト点灯/消灯スイッチが小さくて手袋をしていると押しにくいかも・・・。
(追記)この冬に実際に私が使っていて、慣れてくると冬場の手袋でも大丈夫そうです。暗いところでは慣れが必要です。


■間違ってスイッチを押すことはないが、夜の散歩などで手袋をしているとボタンがわかり難いかもしれません。


■『ポタラ』本体の裏面にボタン電池(CR2032×2個)を入れて、セッティングします。



高齢の父や母、おじいちゃん・おばあちゃん、お孫さんへのプレゼントに最適な製品です。私の経験では、予備の電池も一緒につけてあげると予備電池を買いに行く手間が省けて喜ばれました。
まとめ:どんな人におすすめか?
①早朝・夜間のウォーキングや犬の散歩が習慣の方へ
②離れて暮らす親や、一人暮らしを始める家族へ「安心」を贈りたい方へ
③防災ポーチの中身を、より高機能にアップデートしたい方へ





重量は本体のみ38gでした。





ネックストラップには事故防止パーツが付いており、強い負荷がかかると分離して外れる仕組みになっています。外れた部分はつなぎ直せば元通りに使えます。首からかけて使う機会が多い製品ですので事故防止へのうれしい配慮です。



